切削屑用集塵装置(大げさ)を作る

目的

2年ぶりにフライスを使ってみて、切り粉の扱いに困った。以前から困っていたが、久しぶりにそれを思い出したというところか。

オリジナルマインドサイトを見ると集塵機作成キットというのがあって好評発売中とのこと=>http://www.originalmind.co.jp/products/collect-dust

便利そうなのだけど2万9800円。これにダストボックス(外部バケツ)が7800円。むむむ。

同セットの利点は、スピンドル信号でON/OFF可能+電力出力調節+ホースマウンター付き+ダストボックスバケツオプションということになるが、このうちバケツと電力出力調整についてはすぐにでも出来そうなので、まずそれを作ってみた。

電力出力調整

秋月のトライアック調光器キットをタカチのケースに入れたものを持っている。ヒューズを8Aにとりかえる。

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材料購入

バケツに果実酒用瓶を使うというアイデアはGOOD!だと思う=>http://jisaku-pc.net/blog/?p=612。追随します。

  1. この機会に固定型の掃除機を購入。E-VALUEのEVC-100P 4,800円也。店で一番安かった。Amazonレビューでは星が低いものの、そのレビュー評価もフィルタのキャパが少ないというもので、吸引力自体の評価はイイ。吸塵ボックス=バケツを挟む今回の場合、星評価は無視して可と判断。電力は610W。
  2. 果実酒用瓶5L
  3. 塩ビパイプ
  4. エアガン用ノズル
  5. 灯油用ぺこぺこポンプ
  6. ジャラバラホース修理用テープ
  7. 8Aと10Aのヒューズ(調光器用)

総計8000円ちょっと。テープが意外と高かった(700円弱)。

部材探しのポイントは、(1)掃除機ホース先端を着脱出来る径のパイプを探すこと。L字が欲しい。(2)同じくフライス側のホースで柔軟性のあるものを探すこと、同様に径に合ったパイプを探すこと。

(1)はネジ山つきのL型パイプ(オス)とメスパイプでテキトウなものがあった。

(2)は探すのに苦労した。散水用ホースや洗濯機用ホースなどは「固い」。引き回しが大変そう。エアガン用ホースは意外と柔かい。ただ厚があって細いものは内径面積がちょっと狭い感じがあり、なによりも値がはる(主たる理由)。

そこでドクター中松の出番です。灯油ポンプの蛇腹ホースを切って繋げばいいでわないか。先端部分を差し込める塩ビパイプも購入出来た。また先端は短く切ってエアガン用のノズルを嵌めることにした。ホースは消耗品と割り切る。一本160円。これを4本購入。灯油ポンプの残骸は配線用パイプとかエアブロア材料とかにもなりそうなので大事にジャンク箱へ。

作成

no title蛇腹ホースの固い先端部分を適当な長さに切り、別のホースに差し込んでテープを巻く。蛇腹ホース補修テープには穴塞ぎ用の黒いジェルのようなものがついているのがミソみたいで、これがなかなか堅固っぽい(かどうか知らないけど、そう思わないと700円が報われない)。


no title樹脂の蓋に2.2cmと2cmの穴をタケノコドリルであける。二重蓋になっているので内蓋も同じように穴を開ける。外蓋は割れやすい。瞬間接着剤にて補修。穴が開いたらL字パイプを┐(´∀`)┌風に蓋に差し込む。左が掃除機ホース、右がノズル付き蛇腹ホース用。


no titleL字パイプを裏からメスネジのパイプで固定したところ。動作確認した後、ボンドで固めた。内蓋は、瓶に蓋をネジ入れれば、それなりに密閉機能を果たしてくれそうだ。


ノズル部の固定:結線バンドでやってみる

蛇腹ホースが柔らかくてチープなため、マウンターはそれなりにちゃんとつくらなければならない。

つまりは、技量的に言って、マウンターでの固定は諦める。

結線バンドでホース固定してみる。意外とこれで行けそうな気がする。調整は切削の都度、結線バンドを取り替えればいい。

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エアガン用ノズルはピンポイントに方向を向けることができるのであったほうがいい感じ。

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テスト

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アクリル板を試し削り。こんな感じ(黄色枠)で切り粉がたまります。

粉が増えてくればわからないけど、この程度なら掃除機側にゴミが行くことはほとんどない。

瓶は石塚硝子のADERIA GLASS 5L。果実入れのつもりで生まれてきたのに、気がついたらゴミ入れにされた瓶は哀しいものだ。柳家喬太郎の噺的に言えば、コロッケそばのコロッケである。


当分これでやってみて、ホースノズル部分が稼働中にズレるとか、不具合が頻発するならば、TRUSCOのクーラントライナーホース http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002A5S83E/h283752501-22を手に入れてみようと思う。その場合はマウンターを作ることもありえる。

格納

フライスの置いてある「万能作業台」の下に格納

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使い心地

すべて集塵できるわけじゃないが、全然違うので嬉しい。

いままではワークエリアを切り粉が飛散しないように養生テープなどで囲っていたが、ちょっとした加工なら、なしでも行ける。

なにより、切削中にポータブル掃除機をもって仁王立ちする機会は大幅に減った。

今後の改良点

更に吸引

両側にノズルをつけると吸引範囲がひろがりそうなのでホースを三叉にしてみようと思う。

スピンドル信号による調光器ON/OFF

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00098/の製作マニュアルを読むと、トリガーダイオード<=>トライアックゲートに電圧がかからないとOFFになるようだから、スピンドル信号=>電流制限抵抗=>なにか=>フォトカプラを使えばいいのではないかと思う。http://www.picfun.com/equipj60.html参照。

これはまたいつか。


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